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KB5089549不具合5選|更新失敗・謎フォルダの原因と対処法

ojya

Windows 11を更新したあとに、Cドライブの中へ見覚えのないフォルダが増えていて不安になった方は多いはずです。

2026年5月に配信された更新プログラム「KB5089549」では、SecureBootフォルダの生成、インストール失敗、ネットワーク遅延、ゲーム起動エラー、保存画面のフリーズなどが報告されています。

ただし、すべての不具合が危険というわけではありません。

特に「C:\Windows\SecureBoot」フォルダは、ウイルスではなくMicrosoft関連の仕組みで作成されるものです。焦って削除する必要はありません。

この記事では、KB5089549で報告されている主な不具合5つと、試しやすい対処法を整理します。


Windows Updateが失敗する原因をまとめて確認したい方は、下記の記事も参考にしてください。
→ Windows Update更新できない?原因7つと最短解決法【2026年版】

結論:KB5089549は様子見でも問題ありません

KB5089549で不具合が出ていない場合は、急いで何かを変更する必要はありません。

一方で、更新に失敗する、ネットが遅い、ゲームが起動しない、保存画面が固まるなどの症状が出ている場合は、原因ごとに対処が必要です。

特に注意したいのは、更新失敗です。

KB5089549では、EFIシステムパーティションの空き容量が少ない環境で、インストールが失敗する問題が報告されています。

再起動中に35〜36%付近で止まり、「予定通りに完了できませんでした。変更を元に戻します」と表示される場合は、この問題に該当する可能性があります。

また、Cドライブ内にSecureBootフォルダが作成されても、基本的には削除しないでください。

このフォルダは、Secure Boot証明書の更新準備に関連するファイルです。一般ユーザーが手動で使うものではありませんが、危険なファイルとは限りません。


この記事を読むメリット

この記事を読むと、KB5089549で起きている不具合を症状別に確認できます。

「自分のパソコンだけがおかしいのか」
「SecureBootフォルダは削除していいのか」
「更新に失敗したら何をすればいいのか」
「ネットが遅くなった原因はWindows Updateなのか」

このような疑問を整理できます。

Windows Updateの不具合は、原因を間違えると余計に悪化します。

特にレジストリ変更、システム領域の操作、更新プログラムのアンインストールは慎重に行う必要があります。

この記事では、危険度の低い確認方法から順番に説明します。


KB5089549は環境によって症状が分かれる更新です

KB5089549の不具合で厄介なのは、すべてのパソコンで同じ症状が出るわけではない点です。

ある人は問題なく更新できます。

別の人はインストールに失敗します。

また別の人は、更新後にネットが遅くなったと感じます。

さらに、ゲームランチャーや保存ダイアログなど、Windows Updateとは関係なさそうな部分に不具合が出る場合もあります。

つまり、KB5089549の不具合は「入れたら必ず壊れる」という単純な話ではありません。

パソコンの構成、EFIシステムパーティションの容量、ネットワーク機器、使っているアプリ、ゲームランチャーなどの条件によって症状が変わります。


KB5089549で報告されている不具合5選

不具合1:KB5089549がインストールできない

最も目立つ不具合は、KB5089549のインストール失敗です。

更新中に30%台や75%付近で止まり、再起動後に変更が元に戻されるケースがあります。

画面には、次のような内容が表示されることがあります。

「予定通りに完了できませんでした」
「変更を元に戻しています」
「コンピューターの電源を切らないでください」

この表示が出ると不安になりますが、すぐにパソコンが壊れたと判断する必要はありません。

Windowsが更新を完了できないと判断し、自動で元の状態へ戻している状態です。

原因として多いのは、EFIシステムパーティションの空き容量不足です。

EFIシステムパーティションとは、パソコンを起動するために必要な情報が入っている重要な領域です。

この領域の空き容量が少ないと、更新処理の途中で必要なファイルを書き込めず、KB5089549のインストールが失敗する場合があります。

特に空き容量が10MB以下の環境では、失敗しやすいとされています。

エラーコードとしては、次のようなものが表示される場合があります。

  • 0x800f0922
  • 0x80070306

このエラーが出た場合は、むやみに何度も更新を繰り返すより、原因を切り分けた方が安全です。

対処法

まずはパソコンを再起動し、もう一度Windows Updateを実行します。

それでも失敗する場合は、空き容量、更新キャッシュ、EFIシステムパーティションの状態を確認します。

Microsoftが案内している回避策として、レジストリ変更を使う方法があります。

ただし、レジストリ操作は初心者向けではありません。

間違った場所を変更すると、Windowsの起動や動作に影響する可能性があります。

実行する場合は、必ず事前にバックアップを取ってください。

不安がある場合は、無理にレジストリを変更せず、次回の修正パッチを待つ選択もあります。


更新キャッシュ破損が疑われる場合は、SoftwareDistributionフォルダの再生成で改善する場合があります。
→ Windows Updateできない?3分で解決|SoftwareDistribution削除手順

Windows内部の破損が原因の場合は、DISM/SFCによるシステム修復も有効です。
→ DISM/SFCとは?修復手順6つ|Windowsエラー即解決

不具合2:更新後にネットが遅くなる

KB5089549をインストールしたあと、インターネット接続が遅くなったという報告もあります。

この不具合は、更新失敗より気づきにくいです。

エラー画面が出るわけではありません。

Wi-Fiもつながっています。

ブラウザも開きます。

しかし、ページ表示が遅い、動画が止まる、社内ネットワークの反応が悪いなどの症状が出ます。

原因として疑われるのは、ネットワークスタックやネットワークアダプターとの相性です。

ネットワークスタックとは、Windowsが通信を処理するための仕組みです。

簡単に言うと、パソコンの中で通信の交通整理をしている部分です。

この部分に変更が入ると、一部のネットワーク機器やドライバーとの組み合わせで通信が不安定になる場合があります。

特に、古いルーター、古いNICドライバー、法人環境のネットワークでは影響が出やすい可能性があります。

対処法

まずはルーターとパソコンを再起動してください。

次に、ネットワークアダプターのドライバーを更新します。

改善しない場合は、Windowsのネットワーク設定から「ネットワークのリセット」を試します。

手順は次の通りです。

設定
→ ネットワークとインターネット
→ ネットワークの詳細設定
→ ネットワークのリセット

ネットワークのリセットを行うと、Wi-Fiの再設定が必要になる場合があります。

事前にWi-Fiパスワードを確認してから実行してください。


更新後にWi-Fiやネット接続が不安定になった場合は、こちらのまとめ記事も参考にしてください。
→ Windows起動・通信トラブルまとめ

不具合3:CドライブにSecureBootフォルダが作成される

KB5089549で特に不安を感じやすいのが、SecureBootフォルダの生成です。

更新後に、CドライブのWindowsフォルダ内へ「SecureBoot」という見慣れないフォルダが作成される場合があります。

中には「ExampleRolloutScripts」というフォルダがあり、PS1ファイルが複数入っていることがあります。

PS1ファイルとは、PowerShellで使うスクリプトファイルです。

一般ユーザーから見ると、知らないスクリプトが勝手に増えたように見えるため、不安になるのは自然です。

しかし、このフォルダは基本的に危険なものではありません。

目的は、Secure Boot証明書の更新に関連する管理用ファイルです。

主に企業のIT管理者が、複数台のパソコンで証明書の状態を確認したり、展開を管理したりするために使うものです。

家庭用パソコンの一般ユーザーが直接使う場面はほとんどありません。

対処法

SecureBootフォルダは削除しないでください。

削除してもすぐに問題が出ない可能性はありますが、Windowsの更新や証明書管理に関係するファイルを手動で消すのは危険です。

見慣れないフォルダが増えていても、ウイルスと決めつける必要はありません。

不安な場合は、Windows セキュリティでフルスキャンを実行してください。

問題が検出されなければ、基本的にはそのまま放置で問題ありません。


最近のWindows Updateでは、Secure Boot関連の変更が複数のKBで実施されています。
→ Windows11 KB不具合まとめ【2026年版】

不具合4:ゲームが起動しない

KB5089549のあとに、一部のゲームが起動しないという報告もあります。

特にParadox Interactive関連のゲームで、ランチャー起動時にエラーが出るケースがあります。

表示されるエラー例は、次のような内容です。

「A JavaScript error occurred in the main process」

このエラーは、ゲーム本体というより、Paradoxランチャー側との相性問題で発生している可能性があります。

対象として話題になっているのは、Cities: Skylines IIやCrusader Kings IIIなどです。

エラー後にランチャーだけ開く場合もあります。

しかし、ゲーム本体が起動しなかったり、クラッシュしたりする場合があります。

対処法

まず試すべき方法は、Paradoxランチャーを管理者として実行することです。

ランチャーのアイコンを右クリックし、「管理者として実行」を選びます。

改善しない場合は、ランチャーの再インストールも検討します。

それでも改善しない場合は、KB5089549を一時的にアンインストールすると改善する可能性があります。

ただし、更新プログラムのアンインストールは最終手段です。

セキュリティ修正も戻る可能性があるため、ゲームだけのためにすぐ削除する判断は慎重にしてください。


他の更新プログラムでもゲーム・音声・Bluetooth関連の不具合が報告されています。
→ Windows11 KB不具合まとめ【2026年版】

不具合5:ファイルを開く・保存する画面が固まる

最後は、ファイルを開く画面や名前を付けて保存する画面が固まる不具合です。

Word、Excel、画像編集ソフト、ブラウザなど、さまざまなアプリで発生する可能性があります。

保存しようとした瞬間に画面が止まるため、作業中のユーザーにとってはかなり厄介です。

この症状は、Windowsのファイル選択ダイアログやエクスプローラー周辺の処理が不安定になっている可能性があります。

アプリ単体の問題に見えますが、複数のアプリで同じ症状が出る場合は、Windows側の影響を疑った方が自然です。

対処法

まずはアプリを再起動します。

改善しない場合は、エクスプローラーを再起動してください。

手順は次の通りです。

Ctrl + Shift + Esc
→ タスクマネージャーを開く
→ Windows エクスプローラーを選択
→ 再起動をクリック

作業中のファイルがある場合は、先に保存できるものを保存してください。

保存画面が固まる症状が続く場合は、パソコン全体を再起動します。


KB5089549は「削除」より先に原因の切り分けが重要です

KB5089549で不具合が出た場合、すぐに更新プログラムをアンインストールしたくなるかもしれません。

しかし、最初からアンインストールを選ぶのはおすすめしません。

理由は、KB5089549にはセキュリティ修正や安定性向上も含まれている可能性があるからです。

不具合が出ている場合は、まず症状を分けて確認してください。

更新に失敗しているなら、EFIシステムパーティションや更新キャッシュを確認します。

ネットが遅いなら、ネットワークドライバーやルーターを確認します。

SecureBootフォルダが不安なら、削除せずに放置します。

ゲームが起動しないなら、ランチャー側の対処を試します。

保存画面が固まるなら、エクスプローラーの再起動を試します。

この順番で確認すれば、不要なアンインストールや危険な操作を避けやすくなります。


KB5089549をアンインストールする前に確認すること

KB5089549をアンインストールする前に、次の点を確認してください。

  • 再起動で改善しないか
  • ドライバー更新で改善しないか
  • 不具合は本当にKB5089549のあとに発生したか
  • Windows Updateの一時的な失敗ではないか
  • 同じ症状が複数回出ているか
  • 重要な作業データをバックアップしたか

特に、1回だけ更新に失敗した場合は、すぐに深刻な不具合と判断しない方が安全です。

Windows Updateは、一時的な通信エラーや空き容量不足でも失敗します。

何度も同じ場所で失敗する場合に、原因を絞り込んでください。


KB5089549を様子見した方がいい人

次のような人は、無理に急いで更新しなくても構いません。

  • 現在パソコンが安定している
  • 仕事で毎日パソコンを使う
  • ゲームや特定アプリをよく使う
  • 過去にWindows Updateで不具合を経験している
  • トラブル対応に自信がない

Windows Updateは大切ですが、配信直後の更新は環境によって不具合が出る場合があります。

急ぎでなければ、数日から1〜2週間ほど様子を見るのも現実的な選択です。


KB5089549を入れてもよい人

次のような人は、通常通り更新しても問題ありません。

  • バックアップを取っている
  • トラブル時に復元やアンインストールができる
  • セキュリティ更新を優先したい
  • すでに不具合修正を必要としている
  • 予備のパソコンや作業環境がある

重要なのは、更新するかどうかではありません。

更新後に不具合が出たとき、落ち着いて戻せる状態を作っておくことです。


まとめ:KB5089549の不具合は焦らず症状別に対処する

KB5089549では、主に5つの不具合が報告されています。

1つ目は、インストール失敗です。

EFIシステムパーティションの空き容量が少ない環境では、更新が途中で失敗する可能性があります。

2つ目は、ネットワーク遅延です。

更新後にネットが遅くなった場合は、ルーター再起動、ドライバー更新、ネットワークのリセットを試してください。

3つ目は、SecureBootフォルダの生成です。

Cドライブに見慣れないフォルダが増えても、基本的には削除しないでください。

4つ目は、ゲーム起動エラーです。

Paradoxランチャー関連の不具合では、管理者として実行する方法が有効な場合があります。

5つ目は、ファイルを開く画面や保存画面のフリーズです。

アプリの再起動やWindowsエクスプローラーの再起動で改善する場合があります。

KB5089549で大切なのは、すぐに削除することではありません。

自分のパソコンで起きている症状を確認し、原因に合った対処を選ぶことです。

何も不具合が出ていない場合は、過度に心配する必要はありません。

不具合が出ている場合は、この記事の手順を参考に、危険度の低い方法から順番に試してください。

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