起動5分で固まる?Windows更新不具合3つ
せっかくWindowsをアップデートしたのに、PCを起動して5分ほど経つと突然フリーズする。マウスもキーボードも一切反応せず、操作を受け付けない。このような「謎の5分の壁」に悩まされている方が、2026年1月以降、急増しています。
原因が分からないまま強制終了を繰り返し、仕事や作業が完全に止まってしまったという声も少なくありません。特に在宅ワークや業務利用では、深刻なトラブルにつながります。
この記事では、2026年1月14日に配信されたWindowsの定例更新と、その後に配信された更新プログラムによって発生している不具合について解説します。ネットに接続できない状況でも実行できる、最も簡単な回避策まで分かりやすく整理します。
Intel第4世代から第6世代のCPUを搭載したPCをお使いの方は、ぜひ最後まで確認してください。
結論
PCが起動して5分ほどで固まる原因は、2026年1月のWindows更新で追加された「セキュアブート関連の自動タスク」にあります。古いIntel CPU環境で、セキュアブートが有効かつネットに接続している場合、起動から約5分後にタスクが競合し、システムがハングアップします。
一時的な回避策としては、起動時にネット接続を切り、該当するタスクを無効化することで不具合を止められます。操作は1分程度で完了します。
この記事を読むメリット
・起動5分で固まる不具合の原因が分かります
・自分のPCが対象環境かどうかを判断できます
・ネットが使えない状況でも対処できます
・再インストールや初期化を避けられます
・今後のトラブルを防ぐ考え方が身につきます
原因を知らずに放置すると、作業できない状態が続いてしまいます。この記事では、初心者の方でも迷わず対処できる内容に絞って解説します。
① 起動5分で固まる不具合の全体像
今回の不具合は、PC起動直後ではなく「起動から約5分後」に発生する点が特徴です。ログイン直後は正常に操作できますが、一定時間が経過すると突然フリーズします。
マウス操作ができなくなり、キーボード入力も受け付けません。Ctrl+Alt+Deleteが反応しないケースも多く見られます。タスクマネージャーを開く前に固まる場合もあります。
この挙動から、ハードウェア故障ではなく、起動後に動作するバックグラウンドタスクが原因である可能性が高いと判断できます。
② 対象となるOSと更新プログラム
不具合が確認されているOSと更新プログラムは、かなり絞られています。まずはご自身の環境を確認してください。
対象OSと更新プログラム
・Windows 11 24H2 / 25H2 KB5074109 KB5078132 KB5078127
・Windows 10 22H2 KB5073724
いずれも2026年1月14日に配信されたセキュリティ更新、または関連する緊急更新が主な原因です。これらの更新を適用していない環境では、同様の不具合はほとんど報告されていません。
③ 発生条件は「古いCPUと特定設定」
今回の不具合は、すべてのPCで発生するわけではありません。次の条件が重なった場合に発生しやすくなります。
・Intel第4世代(Haswell) ・Intel第5世代(Broadwell) ・Intel第6世代(Skylake)
これらのCPUを搭載し、セキュアブートが有効になっている環境が該当します。ただし、同じ世代のCPUでも必ず発生するわけではありません。
共通している条件は、ネットに接続している状態である点です。
ネット接続がトリガーになる理由
今回の更新では、Microsoftがセキュアブート証明書を自動更新する仕組みを導入しました。2026年6月に迫った証明書期限に備え、ネット経由で新しい証明書を取得する仕組みです。
このタスクは、PC起動後しばらくしてから動作します。新しいPCでは問題ありませんが、古いCPU環境ではシステムと競合し、起動から約5分後にフリーズを引き起こします。
ネットを切ると固まらない理由
セキュアブート関連のタスクは、ネット接続が前提です。ネットに接続していなければ、証明書を取得できず、タスク自体が実行されません。
そのため、起動時にLANケーブルを抜く、またはWi-Fiをオフにするとフリーズは発生しません。この挙動から、原因がソフトウェア側にあることが分かります。
1分で終わる回避策の手順
ここでは、最も確実で簡単な回避策を紹介します。操作中に固まらないよう、必ず最初にネットを切った状態で作業してください。
手順1:起動前にネットを切る
PCを起動する前に、LANケーブルを抜くかWi-Fiをオフにします。これで5分後のフリーズを防げます。
手順2:タスクスケジューラーを起動する
Windowsの検索窓に「タスク」と入力し、タスクスケジューラーを起動します。
手順3:該当タスクを無効化する
左側のツリーを次の順で展開します。
Microsoft → Windows → PI
中央に表示される「セキュアブートアップデート」を右クリックし、「無効」を選択してください。これで設定は完了です。
手順4:ネットを再接続して確認する
作業が終わったらネットを再接続し、数時間ほど様子を見てください。多くの環境でフリーズが再発しなくなります。
主張① この方法は一時的な回避策です
ここで重要な注意点があります。紹介した対処法は、あくまで一時的な回避策です。
無効化したタスクは、セキュリティ証明書に関わる重要な処理です。恒久的に無効化したままにすることはおすすめできません。
Microsoftから正式な修正パッチが配信された場合は、設定を元に戻すことを検討してください。
主張② 古いPCでは今後も不具合が起こる可能性があります
今回の不具合は、古いPCでWindows 11を使うリスクを改めて示しています。
今後も互換性の問題が発生する可能性があるため、安定性を重視する場合は、Windows 10の利用継続や対応ハードウェアへの移行も検討すると安心です。
主張③ 原因を知ることが最大の防御です
フリーズが発生すると、初期化や再インストールを考えてしまいがちです。しかし、今回の不具合はそれでは解決しません。
原因を正しく理解し、必要な部分だけに対処することが、安全かつ最短の解決につながります。
まとめ
・起動5分で固まる不具合は2026年1月のWindows更新が原因です ・古いIntel CPU(第4〜6世代)とセキュアブート有効環境で発生しやすくなります ・ネット接続中に動く自動タスクがフリーズの引き金です ・起動前にネットを切り、タスクを無効化すれば一時的に回避できます ・恒久対応ではないため、修正パッチ配信後は設定を見直してください
今回の不具合は、PCの故障ではなく、ソフトウェアと環境条件の組み合わせによって発生しています。慌てて初期化する必要はありません。
ご自身のPC環境を確認し、正しい手順で対処すれば、作業環境は取り戻せます。Windows更新後に異変を感じた場合は、まず原因を切り分けることが大切です。


