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Windows 11 KB5120998は待つべき?新機能3つと不具合を解説

ojya

Windows 11の任意更新プログラム「KB5120998」が表示され、「今すぐ入れてよいのか」「見送ると困るのか」と迷う人は多いはずです。結論から言うと、普段使いのパソコンでは待つ判断が適切です。

KB5120998には、タスクバーの配置変更、スタートメニューの整理、Windows検索の改善など、待望されていた新機能が含まれます。一方で、壁紙設定が失われる問題や、非英語版Windowsでマウスのカスタマイズがリセットされる問題も、Microsoftが既知の問題として案内しています。

この記事では、KB5120998を入れるべき人・待つべき人、新機能3つ、不具合が出た場合の対処を、Windows 11初心者にも分かるように解説します。

結論:メインPCは待つ。検証用PCだけ先行インストールする

KB5120998は、Windows 11 バージョン24H2・25H2向けのプレビュー更新プログラムです。通常のセキュリティ更新とは違い、全員が直ちに入れる必要はありません。新機能を早く試すための任意更新という位置づけです。

仕事、家計管理、写真の保存などに使うメインPCでは、現時点ではインストールを見送ってください。壁紙やマウス設定の不具合が起きた場合、日常作業の快適さをすぐに損ねます。数週間早く新機能を使うメリットは、安定性を失うリスクに見合いません。

反対に、予備PCがあり、タスクバーの配置や検索の新設定を先に検証したい人は導入して構いません。ただし、大切な作業の直前には入れず、復元やアンインストールに使える時間を確保してから実行してください。

この記事を読むメリット

この記事を読めば、Windows UpdateにKB5120998が出たときに、迷わず次の3点を判断できます。

  • 自分のPCに今すぐ入れる必要があるか
  • 更新で何が便利になるのか
  • 壁紙やカーソルに異常が出たとき、どこから戻せるか

Windows Updateは「新しいほど安全」と考えがちです。しかし、任意のプレビュー更新まで急いで入れる必要はありません。更新の種類を見分けるだけで、不要なトラブルはかなり減らせます。

KB5120998を待つべき理由:任意更新であり、機能は段階的に届く

KB5120998を待つべき最大の理由は、必須更新ではないことです。Windows Update画面で「ダウンロードとインストール」と表示される更新は、通常、利用者が選んで入れる任意更新です。

MicrosoftはKB5120998を、品質改善を含むプレビュー更新として公開しています。更新内容の一部は段階的ロールアウトです。インストールしても、紹介されている新機能がその日に必ず有効になるわけではありません。

段階的ロールアウトでは、Microsoftが対象のPCを少しずつ広げます。同じKB5120998を入れていても、PCによって設定項目が表示される時期は異なります。「更新したのにタスクバーを動かせない」という状況は、失敗ではなく配信待ちの可能性があります。

また、プレビュー更新の内容は、次回以降の通常の月例更新に取り込まれる予定です。早期導入を見送っても、新機能そのものを永遠に失うことはありません。安定した状態で受け取りたい人ほど、通常更新まで待つ価値があります。

自動で入る設定にも注意する

任意更新を自分で押した覚えがない場合は、Windows Updateの設定を確認してください。「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」がオンだと、更新プログラムのチェック時に任意更新が優先的に入る場合があります。

設定アプリを開き、Windows Updateを選びます。画面上部付近にある該当のスイッチをオフにすると、プレビュー更新を先行して受け取る可能性を下げられます。安定性を優先するなら、オフのままにしてください。

具体例1:タスクバーを上・左右へ移動し、サイズも小さくできる

KB5120998の注目点は、タスクバーのカスタマイズです。Windows 11では長く、タスクバーが画面下に固定されていました。今回の更新では、画面の上・左・右にも配置できる機能が段階的に提供されます。

横長の画面でWeb閲覧を中心に使う人は、タスクバーを上に置くと、ブラウザーのタブやアドレスバーに近くなります。縦長モニターで文書を扱う人は、左右に置くことで、縦方向の表示領域を活かしやすくなります。使い方に合わせて選べる点が大きな改善です。

設定が届いた場合は、設定 → 個人用設定 → タスクバー → タスクバーの動作から配置を変更します。従来のWindowsのように、タスクバーをドラッグして移動する方式ではありません。設定画面で位置を選ぶ方式です。

タスクバーの高さとアイコンを小さくする設定も追加されます。小型ノートPCでは、数十ピクセルでも作業領域の差が意外に大きくなります。メール、表計算、ブラウザーを並べて使う人には実用的な変更です。

ただし、制限もあります。小さいタスクバーが十分に反映されるのは、タスクバーを上または下に置いた場合です。左右配置では期待どおりに小さくならない場合があります。さらに、タスクバーを自動的に隠す機能は、現時点では下配置だけが対象です。

具体例2:スタートメニューを必要な項目だけに整理できる

2つ目の新機能は、スタートメニューの表示を自分向けに整えやすくなる点です。Windows 11のスタートメニューは、ピン留め、最近使った項目、すべてのアプリが混在し、使わない項目まで目に入りやすい設計でした。

今回の変更では、スタートメニューのサイズを「小」「自動」「大」から選べます。画面の小さいノートPCでは小を選ぶと圧迫感を減らせます。多数のアプリを一度に確認したい人は大を選べます。画面解像度任せだったサイズを、自分で決められるようになることが要点です。

さらに、ピン留め、最近使用、すべてのアプリといったセクションを、個別に表示・非表示へ切り替えられます。アプリは検索で起動する人なら、ピン留めを減らして画面をすっきりさせる選択ができます。反対に、よく使うアプリをクリックで開く人は、ピン留めだけを残せます。

設定は、設定 → 個人用設定 → スタートから変更します。公開前の画面や段階配信の状況によって、項目名がわずかに異なる場合があります。表示されない場合は、更新失敗と決めつけず、配信を待ってください。

スタートメニュー左下のアカウント名とプロフィール画像を隠す設定も追加されます。画面共有、オンライン会議、動画撮影をする人には有用です。個人名を映し込むリスクを下げられます。家族共用PCでも、画面を見せる場面が多いなら設定を確認する価値があります。

具体例3:Windows検索からWebやMicrosoft Storeの候補を外せる

3つ目は、Windows検索の改善です。PC内のファイルやアプリを探したいだけなのに、Web検索やMicrosoft Storeの候補が混ざり、目的の結果にたどり着きにくいと感じた人は多いでしょう。

KB5120998では、Web検索とMicrosoft Storeの候補をそれぞれ表示するか選べるようになります。ローカルのファイル、アプリ、設定だけを素早く探したい人は、不要な候補をオフにすることで検索画面を整理できます。

設定項目が届いた場合は、設定 → プライバシーとセキュリティ → 検索を開きます。「提案された検索結果を表示する」内のWeb検索やMicrosoft Storeに関するスイッチをオフにしてください。検索結果の種類も、アプリ、ファイル、Webなどが分かりやすく表示されるよう改善されます。

ここで注意したいのは、「Web候補を消せばPC自体が必ず高速化する」とは限らないことです。改善の中心は検索結果の見通しです。体感速度はPCの性能、検索インデックス、保存ファイル数にも左右されます。過度な効果を期待するより、目的の項目を探しやすくする設定と考えるのが正確です。

不具合:壁紙のリセットとマウス設定の初期化が確認されている

魅力的な機能がある一方、KB5120998には無視できない既知の問題があります。Microsoftのリリースノートには、デスクトップ背景の設定が失われたりリセットされたりする問題が追加されています。

症状が出ると、デスクトップの壁紙が黒一色になる、設定し直しても再起動後に元へ戻る、といった状態になる可能性があります。ディスプレイやグラフィックボードの故障と早合点しないでください。更新直後に起きた場合は、まずKB5120998との関係を疑うべきです。

もう1つの既知の問題は、非英語版Windowsでマウスのカスタマイズがリセットされることです。日本語版Windowsも対象に含まれます。ポインターの色、サイズ、デザインを変えている場合、標準設定に戻る、変更が反映されない、といった症状が起こる可能性があります。

すべてのPCで発生する不具合ではありません。それでも、壁紙とカーソルは毎日目にする部分です。メインPCで不具合を抱えながら修正を待つ合理性は低いといえます。更新前に「新機能が必要か」「問題が起きても自力で戻せるか」を判断してください。

不具合が出た場合の対処:KB5120998をアンインストールする

更新後に壁紙が黒くなる、カーソル設定が戻るなどの症状が出た場合は、KB5120998のアンインストールを検討してください。レジストリ編集や初期化を先に試す必要はありません。原因と考えられる更新を戻す方が、安全で手順も短く済みます。

アンインストールの手順は次のとおりです。

  1. 設定を開く
  2. Windows Updateを選ぶ
  3. 更新の履歴を選ぶ
  4. 更新プログラムをアンインストールするを選ぶ
  5. 一覧から KB5120998 を探し、アンインストールを選ぶ
  6. 画面の指示に従い、完了後にPCを再起動する

アンインストール後は、Windows Updateに戻り、「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」がオンになっていないか確認してください。同じ任意更新を再び先行して受け取らないためです。

壁紙だけが黒くなった場合でも、まずは更新履歴と更新日を確認してください。壁紙ファイルが削除・移動されている、OneDriveの同期先が変わった、会社PCのポリシーで壁紙が指定されている場合もあります。更新と無関係な原因までKB5120998のせいと断定しないことが大切です。

主張:新機能より安定性を優先するなら、今は待つべき

KB5120998は、Windows 11の不満点を正面から改善する更新です。タスクバーを動かす、スタートメニューを整理する、検索から不要な候補を消す。どれも多くの利用者にとって価値があります。

しかし、評価すべきなのは新機能の多さではなく、今すぐ入れる必要があるかです。KB5120998は任意のプレビュー更新であり、段階配信のため、導入しても欲しい機能が直ちに届くとは限りません。さらに、壁紙とマウス設定に関する既知の問題があります。

したがって、仕事や生活の中心にあるPCでは待つべきです。通常更新で安定した状態になってから受け取る方が、ほとんどの人にとって損がありません。新機能を試す目的が明確で、問題が起きても戻せる予備PCがある場合だけ、先行導入を選んでください。

まとめ

Windows 11のKB5120998は、タスクバー、スタートメニュー、Windows検索を大きく改善するプレビュー更新です。ただし必須ではなく、壁紙設定のリセットや日本語環境を含む非英語版でのマウス設定リセットが既知の問題として案内されています。

普段使いのメインPCでは、通常更新を待つのが正解です。すでにインストールして不具合が出た場合は、Windows Updateの更新履歴からKB5120998をアンインストールしてください。新機能を急ぐより、安定して使える環境を守る方が重要です。

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