要注意!Windows11更新でPCが重くなる理由3つ
Windows 11を更新した直後から、PCが急に重くなったと感じる人が増えています。起動が遅い、ファンが回り続ける、作業中に引っかかる。こうした症状は気のせいではありません。原因になりやすい変更が、2025年12月の更新で入ったためです。
今回のポイントは、Microsoft Store関連の仕組みが裏で動きやすくなった点です。Microsoft Storeをほとんど使わない人でも影響を受ける可能性があります。特にメモリやCPUに余裕がないPCほど体感が悪化します。
この記事では、PCが重くなる理由を3つに整理し、初心者でも確認できるチェック方法と対処をまとめます。先に結論から言います。
結論
PCが重くなる原因は、Windows 11の更新でStore関連サービスの起動方式が変わり、バックグラウンド常駐が増えたことです。結果としてCPU・メモリ・ディスクを使う場面が増え、低スペックPCやゲーム中のような負荷が高い場面で遅延が出やすくなりました。
対策はシンプルです。まずタスクマネージャーで現状を確認し、影響が大きい場合のみサービス設定を見直すです。いきなり無効化は危険です。Microsoft Storeや標準アプリに影響が出る可能性があるためです。
この記事を読むメリット
この記事を読むと、次のことができます。
- Windows更新後に重くなった原因を短時間で切り分けできる
- タスクマネージャーで「犯人候補」を自分で見つけられる
- 無効化のメリットとデメリットを理解して、後悔を減らせる
- 低スペックPCでも、できる範囲の対処で体感を改善しやすくなる
- 「更新したら重くなった」を感覚ではなく手順で解決できる
ここから理由3つを順番に解説します。
理由1:Store関連サービスが自動起動になった
今回の騒動の中心は、Microsoft Storeアプリの管理を担うシステムサービスです。従来は「必要なときだけ起動する設定」になっていたと言われています。ところが更新によって自動起動に変更され、Windows起動直後から動きやすくなりました。
自動起動に変わると、ユーザーがMicrosoft Storeを開かなくても、PC起動と同時に裏で動く可能性が上がります。裏で動くプロセスが増えれば、当然メモリやCPUの取り合いが発生します。
Microsoft側は「特定シナリオで信頼性を向上させるため」と説明しています。目的が信頼性でも、ユーザー側の体感が落ちれば納得しにくいです。ここが不満が出た理由です。
この変更は、特に低スペックPCで影響します。メモリ8GB、CPUが省電力モデル、ストレージが遅め。こうした構成では、常駐1つ増えるだけで操作の引っかかりが起きます。
理由2:もともと「暴走報告」があるサービスが常駐しやすくなった
問題が大きく見える理由は、このサービスに以前からリソース消費が大きい事例がある点です。つまり、負荷が軽い前提のサービスではありません。
CPU使用率が急に上がる、メモリを多く食う、ディスクアクセスが増える。こうした報告があるサービスが、起動直後から常駐しやすくなると体感悪化が起きます。
多くの人が困るのは、負荷が一定ではない点です。普段は静かなのに、突然重くなる。こうなると原因が分かりにくくなります。
- ブラウザを開いた瞬間だけカクつく
- アプリ起動に数秒余計にかかる
- 操作中に一瞬止まる
- ファンが急に回る
こうした瞬間的な遅延は、常駐系の影響で起きやすいです。
ゲーミングPCでも問題になります。性能が高くても、ゲーム中のCPU負荷が高い場面で裏が動けばフレームレートが落ちます。プロセスは小さく見えても、タイミングが悪いと体感は大きく崩れます。
理由3:更新方式の方針変更で「裏の仕事」が増えた
背景として、Microsoft Storeアプリの更新を「従来のStore経由」ではなくWindows Update経由に寄せる方針があると言われています。
この方針が事実なら、更新の仕組みを安定させるために裏で監視や準備をしておく必要が増えます。結果として、Store関連サービスを常に動かす設計に寄りやすいです。
ユーザー目線で見ると、Microsoft Storeを使わないのに負荷だけ増える状態になります。ここが炎上しやすいポイントです。
一方で、Microsoft側の言い分も理解できます。更新が失敗すると不具合やセキュリティの穴になります。更新の信頼性を上げたいのは当然です。
問題は、信頼性を上げるためのコストを全員のPC負荷で払わせているように見える点です。特に低スペックPCほど割を食います。
初心者でもできる確認と対処手順
ここからは「PCが重い」と感じた人が、実際にやるべき行動を手順でまとめます。
具体例1:タスクマネージャーで原因候補を確認する
まずは現状を見ます。無効化より先に確認が必要です。
- Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開く
- 「プロセス」タブでCPU・メモリ・ディスクが高い項目を確認する
- 使用率が高いものを優先する
- 更新直後に重い場合は、数分待って再確認する
更新直後はインデックス作成やバックグラウンド更新が走ります。数分で落ち着くなら一時的です。長時間続く場合は対処の価値があります。
具体例2:サービス画面で「該当サービス」を探す
問題の中心はサービスです。サービスは常駐になりやすい領域です。
- タスクバー検索に「サービス」と入力して開く
- 一覧からStore関連サービスを探す
- 「状態」が実行中になっているか確認する
- 何度PCを再起動しても常に実行中なら、起動方式が影響している可能性が高い
ここで重要なのは、実行中かどうかです。実行中でなければ、その時点では犯人ではありません。
具体例3:無効化は最終手段。まずは「様子見」をルール化する
いきなり無効化はおすすめしません。理由は2つあります。
- Microsoft StoreやStore経由アプリの更新、動作に影響が出る可能性がある
- Windows標準アプリが内部でStore系コンポーネントを使う可能性がある
例えば、電卓、フォト、メディア系の標準アプリが突然動かなくなると困ります。仕事に使うPCなら尚更です。
おすすめの流れは次です。
- タスクマネージャーで高負荷を確認
- 数分待っても落ち着かないか確認
- 再起動して再現するか確認
- それでも重いならサービス設定を見直す
段階を踏むだけで事故が減ります。
具体例4:どうしても重い場合の現実的な妥協案
「普段Microsoft Storeを使わない」「低スペックで限界」「体感が耐えられない」。この条件なら、対策を検討する余地があります。
ただし、無責任に「無効化すればOK」と断定しません。無効化は自己責任です。影響が出たら元に戻す準備が必要です。
実行するなら、最低限次を守ってください。
- 変更前に現在の設定をメモする
- 変更後は標準アプリ(電卓、フォトなど)を動作確認する
- 問題が出たらすぐ元に戻す
- Windows UpdateやStore更新の失敗が増えないか確認する
快適さと更新の信頼性はトレードオフになりやすいです。自分の利用スタイルで選ぶのが正解です。
Microsoftは「選べる設計」に戻すべき
今回の問題は、単なる一時的不具合ではありません。Windowsが長年抱える「便利さと負荷の押し付け」の構造が表面化した出来事です。
ユーザーが求めているのは、更新を止める自由ではありません。ユーザーが求めているのは、負荷のかかる仕組みを自分で選べる自由です。
自動起動にするなら、選択肢が必要です。
- 自動起動(更新の信頼性優先)
- 手動トリガー(パフォーマンス優先)
- 遅延起動(起動直後の負荷だけ回避)
この3択があるだけで、多くの不満は減ります。特に低スペックPCユーザーは救われます。
リリースノートの片隅に書いて終わりは信頼を削ります。体感に影響する変更はもっと目立つ形で通知すべきです。
Windowsは幅広いPCで動くことが価値です。高性能PC前提の設計が強くなると、Windowsの強みが消えます。
まとめ
Windows 11更新でPCが重くなる理由は3つです。
1つ目は、Store関連サービスが自動起動になり常駐しやすくなったことです。
2つ目は、もともと高負荷報告があるサービスが常駐しやすくなったことです。
3つ目は、更新方式の方針変更で裏の処理が増えた可能性が高いことです。
最初にやるべきは無効化ではありません。タスクマネージャーで確認し、数分待ち、再起動で再現性を見ます。その上で影響が大きいものだけ設定を見直します。
パフォーマンスを守るか、更新の信頼性を守るか。利用スタイルで答えが変わります。

