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生成AI

たった1回でわかる!Gemini使い方完全整理

ojya

Googleの生成AI「Gemini(ジェミニ)」は、ここ1年で大きく進化しました。
しかし「ツールが多すぎて整理できない」「何から使えばいいかわからない」という声も多く聞きます。

この記事では、2025年時点でのGeminiの使い方をたった1回で整理します。
基本の4分類と活用シーンを具体例付きで紹介するので、この記事を読めば明日からすぐにGeminiを使いこなせるようになります。


結論

Geminiを使いこなすには、次の4つの機能カテゴリーを理解することが最短ルートです。

  1. Google Workspace連携型(Gmail・ドキュメントなど)
  2. 単体版Gemini(ブラウザでの直接利用)
  3. NotebookLM(資料の要約・学習用AIノート)
  4. AppSheet連携型(ノーコードAIアプリ構築)

この4つの軸を押さえるだけで、Geminiの全体像がつかめ、業務にもすぐ応用できます。

この記事を読むメリット

  • Geminiの全体構造と各ツールの違いが一目でわかる
  • 「AIをどう使えば業務効率が上がるのか」が理解できる
  • 具体例を通して、実践的な活用アイデアが得られる
  • 明日から自分の仕事にGeminiを導入できる

Geminiは4つの世界で構成されている

Geminiというと「チャットで答えるAI」という印象が強いですが、実際は複数のツール群で構成されたプラットフォームです。

1. Google Workspace連携型

Gmail、ドキュメント、スプレッドシート、スライドなど、
日常的に使うGoogleアプリにGeminiが組み込まれています。

例えばGmailでは「日程調整メールを作って」と入力すれば、テンプレート付きで下書きを生成。
Googleドキュメントでは「この内容を要約して」などの自然な指示で自動整理してくれます。

2. 単体版Gemini

ブラウザから直接アクセスするタイプ。
画面上部でモデル(Flash/Pro)を切り替え、テキスト・画像・動画生成などを実行できます。
Proは「考察重視」、Flashは「即答型」と覚えると便利です。

また、ツールパネルから「Deep Research」「Canvas」「Video」などのモードに切り替えが可能。
調査、画像生成、Webアプリ開発までを一括で行えます。

3. NotebookLM

Google独自のAIノートブック。PDFやスライドを読み込ませると、要約・マインドマップ化・クイズ作成まで自動生成します。
学習・教育・資料理解に最適で、ChatGPTの「ノート+AI」版と考えるとわかりやすいです。

4. AppSheet連携型

ノーコードで業務アプリを作れるAppSheetにもGeminiが搭載されています。
「顧客の声を自動分類して」「感情を解析して優先度をつけて」など、これまで人手が必要だったタスクをAIが自動化します。


Gem(ジェム)がGeminiの真の強み

Geminiを語るうえで欠かせないのが「Gem(ジェム)」という概念です。
これは毎回の指示をテンプレート化できるAIプリセットのようなもの。

たとえば、
「YouTube台本を英語化してスプレッドシートに出力する」
という定型作業をGemに登録すれば、次からは指示文を打たなくても一瞬で出力されます。

企業なら、「有給規定を確認して回答」「月次売上を抽出」などもGemで自動化できます。
社内AIアシスタントとして育てる感覚に近く、安定した回答が得られるのが大きな特徴です。


YouTube台本の英語変換Gem

筆者が実際に使っている例として「YouTubeトーク用英語変換Gem」があります。

手順は簡単です。

  1. 日本語の原稿を貼り付ける
  2. 「英語版トークを表形式で作成」と設定する
  3. 出力をスプレッドシートにエクスポート

これだけで、日本語と英語の対訳表が自動生成されます。
しかも、表形式で整理されるため、そのまま動画字幕や台本に活用できます。

Gemを1つ作るだけで、毎週の英語変換作業が10分の1になりました。

会社の実績確認を自動化

もう一つの強力な活用法が「数値確認の自動化」です。

会社のスプレッドシートに実績データを連携しておけば、
「2025年9月の新規事業売上は?」と質問するだけでAIがリアルタイムに売上・人件費・利益を返してくれます。

このときGemはシートを直接参照し、最新データを基に回答。
管理表がバラバラでも「統一された見える化」が可能になります。

経営者やマネージャーにとっては、まさに「データ参照AI秘書」と言えます。

ファイル連携がGeminiの真価を引き出す

Geminiは「テキスト入力」だけで使うのはもったいないです。
真の力を発揮するのはファイル連携です。

会議資料、ミーティング議事録、PDFレポートなどを読み込ませ、
「この内容をまとめて新規事業計画案にして」
「過去の議事録と比較して次のステップを提案して」
といった複数資料の横断分析も可能。

ファイルが重なれば重なるほど、Geminiの“理解力”は高まります。


キャンバスモードでLPを自動生成

Geminiの「キャンバスモード」では、画像やパンフレットを読み取ってランディングページ(LP)を自動生成できます。

たとえば営業パンフレットの画像をアップロードし、
「このデザインをもとにWeb用LPを作って」と指示すれば、
HTML+CSSのコードを自動生成。

デザイナーへの指示書づくりや社内共有ページ作成もスムーズになります。

NotebookLMは“学び”のためのAI

NotebookLMは、単なるノートではありません。
「資料を読む→構造化→理解→テストする」までを自動で行う学習支援AIです。

PDFやスライドを読み込むと、次のような出力ができます。

  • マインドマップ化:内容をロジカルに分解
  • レポート生成:学習ガイドや提案書を自動作成
  • フラッシュカード:重要語句を暗記カード化
  • テスト作成:資料の理解度を測定

さらに、音声や動画解説まで生成できるため、教育・研修用途でも活躍します。

AppSheet+Geminiで業務アプリを自動化

AppSheetとGeminiを組み合わせれば、AI内蔵アプリがノーコードで作れます。

例として、
「顧客の問い合わせ内容をAIが自動で“クレーム”“要望”“質問”に分類」
「重要度を判断して担当チームに自動振り分け」
といった仕組みを構築可能。

これまでは人の判断が必要だったプロセスをAIが代行することで、
チーム全体の業務スピードが大幅に向上します。


Geminiは“AIの集大成”として進化中

Geminiは「生成AIの統合プラットフォーム」へと進化しています。
チャットAIの域を超え、調査・分析・自動化・教育・開発の全てを1つの環境で実現できるようになりました。

特に「Gem」「NotebookLM」「AppSheet連携」の3つは、
個人から企業まで幅広く使える実用的な要素です。

2025年のAI活用は、「Geminiを中心に回る」と言っても過言ではありません。


まとめ

  • Geminiは4つのカテゴリーで整理すると理解しやすい
  • Gem(ジェム)で作業をテンプレ化すれば業務が10倍速くなる
  • NotebookLMで学習・研修の質が劇的に向上
  • AppSheet連携で現場のAI自動化が可能

Geminiは、もはや「AIに質問するツール」ではありません。
AIと一緒に働くための新しいOSです。

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