著者プロフィール欄にXのリンクを追加しました。
生成AI

初心者向けGemini基礎用語10選|まず知るべき基本をやさしく解説

ojya

「プロンプト?トークン?RAGって何?」――GeminiやNotebookLMを触り始めると、まず“用語の壁”にぶつかります。本記事は、今日から迷わず使える超基本10用語を、スマホでも読みやすくサクッと解説。余計な専門用語は最小限、使いどころや注意点までまとめました。

結論

Geminiを日常業務に活かすコツは、用語の意味+使い方の勘所をセットで押さえること。とくに「LLM/プロンプト/ハルシネーション/トークン/コンテキストウィンドウ/ファインチューニング/RAG/温度(Temperature)/Top P/Top K」の10個を理解すれば、質問の質と結果の質がいきなり上がります。

この記事を読むメリット

  • 迷いがちな基本10用語を一気に整理
  • 現場での使いどころ(文章生成・画像編集・コード作成)をイメージできる
  • ハルシネーション対策設定パラメータの初期値の考え方が分かる
  • そのまま使えるプロンプトの組み方のヒントが手に入る

なぜ「用語理解」で成果が変わるのか

  • 指示が具体化する:プロンプトの言い換えや追加条件が適切になる
  • リスク回避できる:ハルシネーションを前提に、確認フローやRAGで補強できる
  • 調整が効く:温度/Top P/Top Kの意味が分かると、創造性と安定性のバランスをコントロールできる
  • 限界点が読める:トークン数やコンテキストサイズを理解し、長文や大量資料の扱い方を最適化できる

今日から使える基礎用語10

各項目は「意味 → 使いどころ → コツ/注意」で最短理解。

1. LLM(大規模言語モデル)

  • 意味:大量のテキスト等で学習した“頭脳”。Geminiの中身。
  • 使いどころ:文章生成、要約、翻訳、コード提案など。
  • コツ:LLM=サービス全体ではなく“モデルそのもの”。限界(最新情報の弱さ等)は他手段で補う。

2. プロンプト(AIへの指示文)

  • 意味:AIに投げる依頼文。
  • 使いどころ:アウトライン作成、画像の詳細指定、コードの要件定義など。
  • コツ:目的・対象読者・制約・出力形式(箇条書き/表/文字数)まで書くと質が跳ね上がる

3. ハルシネーション(もっともらしい誤り)

  • 意味:AIが自信満々に誤情報を返す現象。
  • 使いどころ:使いどころというより常に前提として対策。
  • コツ:重要情報は原典確認。社内運用ではRAGや引用必須の運用を設ける。

4. トークン(処理の最小単位)

  • 意味:AIが文章を分割して扱う単位。日本語は1文字=1トークンとは限らない。
  • 使いどころ:長文投入・要約・複数資料の読み込み。
  • コツ:上限に近いと途中打ち切りも。短く明確に、不要文は削る。

5. コンテキストウィンドウ(直前記憶の上限)

  • 意味:一度に読んで“覚えて”処理できる情報量(トークン換算)。
  • 使いどころ:長い議事録や仕様書をまとめて要約・比較。
  • コツ:重要箇所から順に渡す/章ごとに分割→段階要約が安定。

6. ファインチューニング(追加学習)

  • 意味:汎用LLMを特定領域の専門家に寄せる追加訓練。
  • 使いどころ:独自フォーマットの回答、ブランド口調の固定など。
  • コツコスト・データ準備・保守が重い。まずはプロンプト最適化+RAGで代替検討を。

7. RAG(リトリーバル拡張生成)

  • 意味:回答前に外部資料を検索→参照して生成。
  • 使いどころ:最新情報・社内文書の正確回答、根拠提示。
  • コツ引用表示を徹底。コーパス(参照元)を定期更新して鮮度を保つ。

8. 温度(Temperature)

  • 意味:出力の創造性の度合い。高いほどユニーク、低いほど堅実。
  • 使いどころ:キャッチコピー=高め、規程文書=低め。
  • コツ:迷ったら中庸。ブレが気になる場面は下げる。

9. Top P(確率の累積しきい値)

  • 意味:次の語の候補を「確率上位の合計がPに達するまで」に絞る。
  • 使いどころ:言い回しの多様性を確保したいとき。
  • コツ:高め=多様・低め=無難。温度との合わせ技で調整。

10. Top K(候補数の上限)

  • 意味:確率上位K個に候補を限定。
  • 使いどころ:安定性を重視したい場面。
  • コツ:Kを小さくすると一貫性が増すが、表現が単調になりがち。

※「候補数(Candidate Count)」を増やして複数案を一気に出し、良い部分を合成するワークフローも有効(上級者向け)。


まとめ|“用語×使いどころ×調整”をセットで覚えよう

  • 用語の意味だけでは不十分。
  • 実務で効くのは、どの場面で使い、どう調整すれば狙った出力になるかまでの理解です。
  • まずは本記事の10用語を押さえ、プロンプト→確認→再指示の短サイクルで回しましょう。
  • 重要案件はRAGで根拠を足し、ハルシネーションを運用面で抑え込む――これが初心者の最短ルートです。

    スポンサーリンク
    ABOUT ME
    おじゃ
    おじゃ
    ブログ育成中/SNS準備中
    こんにちは!「ちょっとしあわせブログ」を開設して100記事を突破しました。おかげさまで訪問者やページビューも着実に増え、ブログの成長を日々実感しています。これまで培った経験や学びのヒントを、分かりやすく丁寧にお届けすることが私のモットー。これからも読者の皆さんとともに成長し、役立つ情報やアイデアを発信していきますので、どうぞよろしくお願いします!
    記事URLをコピーしました