レポートの使い方に絞った初心者向けガイド
Googleアナリティクス(GA4)は、ウェブサイトのアクセス状況やユーザー行動を把握するための強力なツールです。この記事では、Googleアナリティクスのレポート機能の基礎的な使い方に絞って、初心者向けにわかりやすく解説します。
1.Googleアナリティクスの「レポート」とは?
GA4のレポートとは、ユーザーのアクセス状況や行動、コンバージョンの傾向などを視覚的に把握できるダッシュボード機能です。デフォルトで用意された「標準レポート」のほか、自分でカスタムレポートを作成することもできます。
主なレポートの種類は以下のとおりです。
- リアルタイムレポート:現在サイトを見ているユーザーの情報
- ユーザーレポート:訪問者の属性やリピート率
- トラフィック獲得レポート:どの経路から訪問しているか(検索/SNS/広告など)
- エンゲージメントレポート:ユーザーの行動(ページビュー、滞在時間など)
- コンバージョンレポート:設定したゴール(例:購入、問い合わせ)の達成状況
第2章:よく使うレポートの見方
1. リアルタイムレポートの活用法
- 使い方:「レポート」>「リアルタイムの概要」
- 何がわかる?:現在訪問しているユーザー数、アクセスしているページ、位置情報、使用デバイスなど
- 活用例:SNS投稿直後の流入確認、キャンペーン時の即時チェック
2. トラフィック獲得レポート(集客)
- 使い方:「レポート」>「ライフサイクル」>「集客」
- 注目ポイント:
- チャネル(経路)
- セッション数、エンゲージメント率
- 活用例:SEOやSNSの効果測定
主なチャネル | 内容 |
Direct | URLを入力してサイトに訪問 |
Organic Search | オーガニック検索(Google、Yahooなど)で広告以外のリンク経由で訪問 |
Referral | ほかのサイトにあるリンク経由で訪問 |
Paid Search | 検索エンジンサイトの広告経由で訪問 |
Display | ディスプレイ広告経由での訪問 |
Affiliate | アフィリエイトサイトのリンクから訪問 |
Unassigned | GA4が定義しているどこのチャネルにも属さない |
3. エンゲージメントレポート(行動)
- 使い方:「レポート」>「ライフサイクル」>「エンゲージメント」
- 注目ポイント:
- 人気のページ(スクロールして下部に一覧あり)
- 平均エンゲージメント時間(=滞在時間の代わり)
- 活用例:読まれている記事の特定、直帰されているページの改善
4. コンバージョンレポート(成果)
- 使い方:「レポート」>「ライフサイクル」>「収益化」
- 活用には要設定:事前に「イベント」をコンバージョンとして登録しておく必要あり
- 活用例:お問い合わせフォームの送信数、資料ダウンロード回数、購入件数などの確認
3.初心者におすすめのレポートチェック習慣
GA4は機能が多くて最初は戸惑いますが、以下の3つを毎週チェックするだけでも十分効果があります。
項目 | レポート | チェックポイント |
アクセス数 | リアルタイム or 集客 | どれくらいの人が来ているか |
人気記事 | エンゲージメント > ページとスクリーン | どの記事がよく読まれているか |
成果 | コンバージョン | ゴールをどれくらい達成したか |
4.よくある初心者のつまずきポイント
- ユーザー数とセッション数の違いがわからない
→ ユーザー数=人、セッション数=訪問回数
- 期間が変わってない
→ レポート右上の日付範囲を必ず設定しましょう
- コンバージョンが表示されない
→ イベントの設定が必要(GA4は自動で計測しない)
まとめ:GA4レポートを習慣化すれば、サイト改善が見えてくる
Googleアナリティクスのレポートは、初心者にとって難しく感じるかもしれませんが、毎週チェックするだけでユーザーの動きや人気記事が見えてきます。
まずは、
- 「リアルタイムレポート」で今の動きを確認
- 「トラフィック獲得」で集客の傾向を掴み
- 「エンゲージメント」でどこが読まれているか分析
- 「コンバージョン」で成果を測定
この4つを意識することから始めてみましょう。
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はじめまして!ブログの世界に足を踏み入れたばかりの新人ブロガーです。まだまだ駆け出しですが、これから自分の経験や学びを元に、皆さんに役立つ情報をお届けしていきます。成長の過程を一緒に楽しんでくれると嬉しいです!