新PCも危険?セキュアブート3分チェック法
2026年6月下旬、Windowsに関わる「期限」が来ます。
期限が来るのは、セキュアブートの証明書です。
「古いWindows 10だけの話」と思う人が多いです。
「買ったばかりのWindows 11なら関係ない」と考える人もいます。
その考え方は危険です。
出荷時期や更新状況によっては、新しいPCでも証明書が古いままの例があります。
ただし安心してください。
2026年6月になった瞬間に、PCが突然動かなくなるわけではありません。
最初にやるべきことは1つです。
自分のPCが「更新済みかどうか」を3分で確認できます。
確認→対処の順で進めれば、初心者でも迷いません。
結論
セキュアブート証明書の期限切れは「即死」ではありません。
しかし放置すると、セキュリティ低下と将来の互換性問題が起きます。
やることはシンプルです。
- セキュアブートが有効か確認する
- 証明書が最新か確認する
- 古い場合はWindows Updateとメーカー更新を当てる
この3つで、多くのPCは安全に戻ります。
特にWindows 10を使い続ける人は要注意です。
この記事を読むメリット
この記事を読むと、次のことができます。
・自分のPCが対象かを3分で判断できる
・「今すぐ危険」か「待ってOK」かを切り分けられる
・Windows Updateで見落としがちな更新を拾える
・メーカー更新が必要なケースでも迷わない
・2026年6月以降のリスクを先回りできる
読者が一番欲しいのは安心です。
安心は「確認できた」という事実で作れます。
2026年に何が起きるのか
1:期限が来るのは「2011年版の証明書」
今回の話の中心は、2011年ごろに導入されたセキュアブート関連の証明書です。
この古い証明書が、2026年6月下旬に期限を迎えます。
これは長期運用のライフサイクルが終わる、計画的な更新です。
問題は「更新が届かないPC」が残ることです。
更新が止まったPCは古い証明書のままになってしまいます。
2:セキュアブートは「OSより前」を守る壁
セキュアブートは、Windowsが起動する前に働くセキュリティ機能です。
電源を入れてすぐの段階で、正規の署名を確認します。
署名が正しいものだけを起動させます。
怪しいブートローダーやマルウェアを止めます。
つまりセキュアブートは、OSの外側の防御壁です。
ウイルス対策ソフトが動く前の段階を守ります。
ここが破られると厄介です。
「起動前に乗っ取られる」攻撃に弱くなります。
3:「新PCだから安心」が通用しない
新しいPCでも、内部の更新状況はバラつきます。
出荷時期とプリインストールの状態で、証明書が古いままの例があります。
買った日が新しいだけでは判断できません。
重要なのは「今の状態が更新済みか」です。
だからこそ、チェックが必要です。
チェックは3分で終わります。
4:放置すると起きるのは“じわじわ型”の不具合
証明書が古いままでも、すぐに動作が落ちるとは限りません。
性能が急に低下する話でもありません。
問題は時間とともに増えます。
・新しく見つかる脆弱性に弱くなる
・特定のドライバーが読み込めない可能性が出る
・一部ソフトが動かない可能性が出る
・新しいWindowsバージョンで互換性問題が出る
一気に壊れるより、気づきにくいのが厄介です。
「何となく調子が悪い」を生みます。
5:サポート終了OSは更新が届かない
一番危険なのは、サポートが終わったWindowsです。
Windows Updateが止まると、新しい証明書を受け取れません。
具体的には次の環境が要注意です。
・サポート終了のWindows 10/Windows 10以前
・ESU未加入の環境
・古いファームウェアのまま放置されたPC
Microsoftの表現では「サポートされていない状態」です。
この状態は、時間とともにリスクが積み上がります。
3分でできるチェックと対処
ここからが本題です。
「確認→対処」の順で進めます。
先に結論を言います。
Trueなら基本的に安心、Falseなら更新を当てます。
具体例1:セキュアブートが有効か確認する

まず、セキュアブートが有効かを確認します。
セキュアブートが無効なら、今回の証明書期限の影響は受けにくいです。
しかし、今後は必要になる機能なので、可能なら有効化を検討します。
確認手順
1)キーボードで「Windowsキー + R」を押す
2)「msinfo32」と入力してEnter
3)「システム情報」が開く
4)右側の一覧で「セキュア ブートの状態」を探す
表示の意味です。
・有効:今回のチェック対象
・無効:今回の期限で即起動不能にはなりにくい
・サポートされていません:古い構成の可能性が高い
「有効」と出た人は次へ進みます。
「無効」の人も、時間があるときに見直す価値があります。
具体例2:証明書が最新かをPowerShellで確認する

次に、証明書が最新かを確認します。
操作はコピー&貼り付けだけにします。
1)Windowsアイコンを右クリック
2)「ターミナル(管理者)」または「Windows PowerShell(管理者)」を開く
3)ユーザーアカウント制御は「はい」を押す
4)確認コマンドを貼り付けてEnter
([System.Text.Encoding]::ASCII.GetString((Get-SecureBootUEFI db).bytes) -match ‘Windows UEFI CA 2023’)
結果の読み方です。
・True:証明書が新しい状態
・False:証明書が古い状態の可能性が高い
Falseでも慌てる必要はありません。
故障ではありません。ミスでもありません。
単に更新が届いていないだけです。
具体例3:Falseだった場合の最優先はWindows Update
Falseなら、まずWindows Updateを当てます。
証明書更新はWindows Update経由で自動配信されるケースが多いです。
手順です。
1)「設定」を開く
2)「Windows Update」を開く
3)「更新プログラムのチェック」を押す
4)更新があればインストール→再起動
5)再度、PowerShellの確認を行う
ここでTrueに変わればOKです。
多くのPCはここで終わります。
具体例4:隠れた更新「オプションの更新」を拾う
Windows Updateには2種類あります。
自動で行われる更新と、手動で行う更新です。
証明書やファームウェア関連は、手動で入ることがあります。
見落としやすいポイントです。
手順
1)「設定」→「Windows Update」
2)「詳細オプション」
3)「オプションの更新プログラム」
4)「ファームウェア」や「Microsoft」関連があればチェック
5)ダウンロードとインストール→再起動
6)再度、PowerShellで確認する
オプションの更新を行うだけで直る例は多いです。
初心者でも安全に実行できます。
具体例5:メーカーのサポートツールで更新する
Windows Updateで変化がない場合、メーカー更新が必要です。
OEMが提供するファームウェア更新が鍵になります。
よくあるメーカー例です。
・Dell:SupportAssist
・HP:Support Assistant
・ASUS:MyASUS/Update系ツール
・Lenovo:Vantage
サポートツールを起動します。
「更新」「アップデート」「推奨更新」を実行します。
BIOS/UEFI更新が出る場合があります。
ノートPCは電源接続で実行してください。
更新後は再起動します。
もう一度、PowerShellの確認を行います。
具体例6:それでも更新されない場合の考え方
対策をしてもFalseのままの例はあります。
その場合は、次の判断が現実的です。
・Windows Updateが順次配布なので待つ
・メーカーの情報を確認して追加更新を待つ
・サポート終了OSなら移行を検討する
重要なのは焦らないことです。
2026年6月に入った瞬間に、一斉に使えなくなる話ではありません。
ただし放置は避けてください。
月1回でも確認する習慣が安全です。
今すぐやるべきことは「確認」と「更新の習慣化」
1:不安は「確認」で終わらせる
この手の話は、怖い情報だけが拡散します。
TrueかFalseか、まず知ることが最優先です。
確認してTrueなら、安心して使えます。
確認してFalseなら、更新するだけです。
2:Windows 10は“期限が複数”になる
Windows 10を使う人は、特に注意が必要です。
サポート終了が近づくほど、更新が届きにくくなります。
証明書更新が届かない環境は増えます。
結果として「サポートされていない状態」に近づきます。
Windows 10を延命するなら、ESUも含めて考えます。
コストとリスクを比較して決めます。
3:新PCでも油断しない
新しいPCを買った人ほど油断しがちです。
しかし新しいPCでも更新未反映の例があります。
新しいPCだから安心ではありません。
「更新済みの証明」の確認が安心です。
3分のチェックは、保険のようなものです。
一度やれば、あとはたまに確認するだけです。
まとめ
2026年6月下旬、セキュアブート証明書が期限を迎えます。
期限切れは即トラブルではありません。
しかし放置すると、セキュリティ低下と互換性問題が増えます。
特にサポート終了OSは、更新が届かないリスクがあります。
やることは3つだけです。
1)msinfo32でセキュアブートの状態を確認する
2)PowerShellで証明書が最新か確認する
3)Windows Updateとメーカー更新で最新化する
新PCでも油断しない人が安全に近づきます。
今日、3分だけ確認してください。
あなたのPCはTrueでしたか?Falseでしたか?
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