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生成AI

NotebookLM×Genspark入門3例

ojya

導入文

「質も速度も両取りしたい」——そんなビジネス資料づくりに効くのが、NotebookLMで“情報収集〜構造化”、Gensparkで“多形式アウトプット”という分業ワークフロー。この記事では、初心者でもそのまま真似できる3つの入門例で、半自動で高精度ドキュメントを作る手順を解説します。

結論

  • ステップ1〜3:NotebookLMでソース収集→要点抽出→構造化
  • ステップ4:Gensparkでスライド/ドキュメント/音声などに一発変換
    この型を覚えれば、資料の骨子づくりから最終出力までを安定・高速化できます。

この記事を読むメリット

  • 迷わず使える具体プロンプト操作手順がわかる
  • 3つの入門例(スライド/ドキュメント/音声)で実務に直結
  • 失敗を避けるチェックリスト番外:AIシートまで網羅

なぜ「NotebookLM→Genspark」なのか

  1. 特化型×汎用型の分業が強い
    NotebookLMは“与えたソースに特化”して要約・構造化が得意。Gensparkは“多形式アウトプット”が得意。役割を分けると精度と速度が両立します。
  2. 構造を先に固めると崩れない
    先にストーリーライン(導入→課題→原因→解決→効果)を番号付きで作ると、どの形式にしても見出しと論理が破綻しにくい
  3. コピペで再利用が効く
    一度作った骨子は、スライド/ドキュメント/音声へ横展開でき、修正も一箇所で済みます。

具体例|そのまま真似OK

例1:Gensparkで“伝わるスライド”を12枚に

前提(NotebookLM)

  • 「資料テーマ」を決め、NotebookLMでソース検索+PDF等の追加(10〜20本が目安)。
  • チャットに以下プロンプトを投入して構造化

NotebookLMプロンプト(骨子づくり)

あなたはプロのストーリー設計者です。以下のソースだけを使い、
「1.導入 2.課題 3.原因 4.解決策 5.期待効果 6.次のアクション」の
順に、番号付き見出しでプレゼン骨子を作成してください。
引用を示す脚注番号は出力しないでください。
各見出しの下に、要点を3~5項目の箇条書きで。

実行(Genspark)

  • GensparkのAIスライドに骨子をペースト →
    「以下の骨子をもとに、12ページのプレゼン資料を作成して」と指定。
  • コツ:冒頭に「タイトル」「サブタイトル」「想定聴衆」「目的(意思決定/共有/教育)」を1行で追記。

チェックリスト

  • 1スライド1メッセージ(箇条書き3〜5点)
  • グラフは数値の出所をメモ欄に残す
  • 章の頭に要旨1行を置く

例2:Gensparkで“読みやすいドキュメント”を量産

前提(NotebookLM)
上の骨子を流用。段落の深掘りが必要なら、NotebookLMに
「各見出しの要点を短い説明文(各150〜250字)に展開」と追加指示。

実行(Genspark)

  • AIドキュメント → リッチテキストを選択
  • 骨子+短文をペーストし、「ヘッディング階層(H2/H3)を反映し、図表の候補も併記」と指示

追い込みテンプレ

- 各章の冒頭に“結論→理由→具体例→次アクション”の順で短文を配置
- 専門用語には()で短い定義を付ける
- 章末にチェックリストを入れて可読性UP

仕上げの一手

  • Markdown版も同時出力しておくと、ブログや社内Wikiに即転用可能。

例3:Gensparkで“耳から理解”AIポッドキャスト

前提(NotebookLM)
骨子を会話向けに少しカジュアル化(問い→答え→深掘り→まとめ)。

実行(Genspark)

  • AIポッドキャストに骨子をペーストし、
    「専門家2名の対話形式で、7分前後。例は日本の統計を引用。
    最後に“業務での次アクション”を30秒で要約」と指定。

活用シーン

  • 経営会議の事前共有、移動時間のキャッチアップ、学習コンテンツ化。

番外:NotebookLM→Genspark“AIシート”で全体像を俯瞰

狙い導入/課題/原因/解決/効果/KPI/期限/担当などをに、案件やセクションをに並べて管理。
指示例(Genspark AIシート)

以下の骨子を表形式に構造化。
列:ID, セクション, 要点, データ出所, 期待効果, KPI, 期限, 担当
CSVエクスポート前提で、1行100文字以内。

メリット:会議で「課題だけ」「解決案だけ」などソートして議論を加速。


“骨子が9割、出力は1割”

  • まずNotebookLMで骨子(番号付き見出し+要点)を固める。ここが9割。
  • Gensparkは出力フォーマットの最適化に集中させる。
  • この分業を型化すれば、誰がやっても品質がブレない“再現性のある資料作成”が完成します。

まとめ

  • NotebookLMで10〜20本のソースを集める → 骨子を番号付きで固定
  • 骨子をGensparkへコピペ → スライド/ドキュメント/音声を同時並行で出力
  • 仕上げにAIシートで俯瞰&配布用にPDF/CSVを書き出し

この「骨子→多形式」の型を一度つくれば、以後はテーマ差し替えだけで量産できます。まずは小さな案件から試して、チーム標準に落とし込みましょう。

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