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画像IDとシード値を使いこなす — 画像生成AIの再現性とバリエーションの秘訣

ojya

画像生成AIで「まったく同じ絵」を再現したり、少し変化を加えたバリエーションを作りたいと思ったことはありませんか?そんなときに活躍するのが「画像ID」と「シード値」です。本記事ではこの2つの仕組みと、実際に使ってみる手順、さらにシード値を変えた画像比較サンプルも紹介します。


画像IDとは?

  • 画像ID(gen_id)は、生成された画像に割り当てられる固有の識別子です。これを使うと特定のスタイルや世界観を持った画像を参照しやすくなります。
  • ただし、多くの環境では同じIDを別セッションや他人と共有して再生成することはできない場合があります。

シード値とは?

  • シード値は画像生成AIに与える「乱数生成器の初期値」です。同じプロンプト・設定と共に同じシード値を使えば、同じ画像が再現可能になります。
  • シード値を変えると、プロンプトは同じでも出力画像の細部が変わるため、バリエーション作成に便利です。

画像IDとシード値を併用した生成の流れ

DALL‑E 3(あるいはChatGPTの画像機能)での手順例

  1. プロンプトを入力して画像生成
  2. 「この画像の画像IDとシード値を表示してください」と指定
  3. 表示された画像IDとシード値をメモ
  4. 同じスタイルで少し変化を与えたい場合は、プロンプトにIDとシード値+変更点を指示して再生成
  • 例えば:「Gen ID:xyz123、Seed:987654321 のキャラクターが笑っているバージョンを作成してください」

シード値による画像バリエーションの比較サンプル

上に掲載した画像は、同じプロンプト(例:「夕日の山景色」など)で異なるシード値を使った生成結果です。左上・右上・左下・右下それぞれが別シード値による出力で、構図や色調、雰囲気などの違いが分かるようになっています。


シード値の使いどころと注意事項

用途説明
再現性同じ画像を再生成したいときは同じシードとプロンプトを使用
バリエーション生成シードを変えることで微妙に異なる画像を得られる
キャラクター統一同一の人物・スタイルで複数シーンを作成したいとき効果的
  • ただし、ツールによってはシード値だけでは完全再現できない場合もあり、プロンプトやモデルバージョンにも依存する点に注意してください。
  • また、画像IDとシード値は同一セッション内のみ有効であるケースが多く、他者とのやりとりで使うのは難しいことがあります。

まとめ

画像IDは生成された画像を識別・参照するための「名札」的ID、一方でシード値は「どの乱数からスタートするか」を決める数字です。特にシード値を使いこなすことで、同じプロジェクト内で一貫性を保ちながら、微妙に異なる複数の画像を生成することが可能になります。
ぜひ、プロンプトと共にIDやシード値を記録して、クリエイティブな使い方を試してみてください!

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