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パソコン

初心者も注意!Intel第13・14世代が高騰した5つの原因

ojya

2025年秋、自作PC界隈に衝撃が走りました。
通常、新世代CPUが登場すれば旧世代は値下がりします。
しかしIntel第13世代・第14世代は、まさかの「値上げ」。
しかも不具合問題が解決していない状態での強気な価格改定です。

なぜIntelは批判を覚悟でこの判断を下したのでしょうか?
この記事では、その背景にある5つの原因を分かりやすく解説します。


結論

IntelのCPU値上げは「製品の不安定性」と「AI PC戦略の失敗」が重なった結果です。
ブランドの信頼回復どころか、消費者離れを加速させるリスクすらあります。


この記事を読むメリット

  • なぜIntelが値上げに踏み切ったのか背景を理解できる
  • 今後CPUを買うときの判断基準が明確になる
  • AMDとのシェア争いの行方が見える

1:不具合問題が未解決のまま値上げされた

Intel第13・14世代CPUには、深刻な不安定性問題が存在します。
CPUが高負荷時に過剰な電圧を要求し、ブルースクリーンが頻発する症状です。

2024年6月〜9月にかけて複数回のマイクロコード更新が行われましたが、
完全な解決には至らず、BIOS更新後もクラッシュが続くケースが報告されています。

それにもかかわらず値上げに踏み切ったことで、
「不具合CPUを高値で売るのか」と多くのユーザーが反発しました。


2:AI PC戦略が完全に失敗した

IntelはAI処理専用エンジン「NPU」を搭載したCore Ultraシリーズを発表しました。
しかし、実際の性能は従来の第14世代に劣り、期待外れという評価に。

さらに、DDR5メモリ対応や新ソケット「LGA1851」への移行が必要になり、
ユーザーにとってコスト負担が大きくなりました。

結果的にAI PCへの移行は進まず、旧世代「Raptor Lake」に需要が集中しました。


3:日本市場特有の円安と供給不安

日本では円安の影響が直撃し、部品コスト全体が上昇しています。
加えてCore i9シリーズの供給が不安定となり、多くの店舗で在庫切れが発生。

その結果、人気のCore i5-14400Fなどが20%以上値上がりしました。
これは「円安+供給不足+戦略値上げ」が重なった典型例です。


4:AMDへのシェア流出が止まらない

2025年第1四半期、AMDのシェアは43.7%へ上昇。
一方Intelは56.3%まで下落し、前年から10%以上減少しました。

特にLGA1700対応マザーボードを維持できるAMD環境にユーザーが流れ、
Intelは自ら消費者の信頼を失う結果となっています。


5:信頼を失ったブランドの焦り

秋葉原の電気街では「青い炎」と呼ばれたIntelロゴが輝いていました。
しかし今、その炎は消えかけています。

かつて自作PCの象徴だったCore i5やi7が、
不具合と値上げで“信頼よりも利益を優先する企業”という印象を与えました。

Intelは保証期間を延長するなどの対応をしていますが、
根本的な信頼回復には至っていません。


いま買うなら「冷静な判断」が必要

CPU選びは“ブランド”ではなく“安定性とコスパ”の時代に変わりました。
初心者こそ、口コミやレビューを確認し、安定した世代を選ぶことが重要です。

一時的な価格上昇に惑わされず、
「長期的に安心して使えるCPU」を選ぶことが、今もっとも賢い選択です。


まとめ

Intelの値上げは、単なる「価格アップ」ではありません。
不具合が残ったまま値上げしたこと
AI PC戦略の失敗でユーザーが離れたこと
円安や供給不足でさらに高くなったこと――
これらが重なって信頼を失ってしまいました。

結果として、多くのユーザーが安定して使えるAMD製CPUへ乗り換えています。
今のPC市場では「ブランドよりも安定性」が重要です。

焦って買うより、評判や安定性を確認してから選ぶ
それが今、最も賢いCPU選びのコツです。

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